日本初展示の試み

↑間近で観られるのは嬉しい。(EOS_5DMark4+EF35mmF2_IS)
青森県にある「浅虫水族館」がクロマグロの稚魚を国内展示したというので観に行ってきました。
「浅虫水族館 日本初 養殖マグロ稚魚の展示」
■本州最北の水族館■
青森県青森市、陸奥湾に面した浅虫水族館は、今年で開館35周年となる、本州最北の青森県立の
水族館です。 規模は大きくありませんが、トンネル水槽や室内イルカプール、企画水槽など、青森の
海を知ることのできるステキな水族館です。
人生で一番足を運んでいる水族館でもあり、娘たちを撮った写真が看板に採用されるなど、個人的に
はメチャ思い入れのある水族館です。
→五所川原エルムの近くにもあります。
■大分から青森へ1900kmの旅■
この夏、浅虫水族館が「養殖マグロ稚魚の展示」という凄い試みに挑戦しています。
大分県佐伯市の日本水産(ニッスイ)中央研究所大分海洋研究センターから無償提供された
3,000匹の養殖クロマグロの稚魚を海水の入れ替えなどを行いながら、1900kmを31時間半か
けて青森に陸送し、展示するというプロジェクト。
養殖マグロ稚魚の展示は日本の水族館では初のなるそうです。
→大分県のキロク

↑日本初挑戦!(EOS_5DMark4+EF35mmF2_IS)
■3000匹→2900匹→13匹→9匹■
輸送中にほとんどが死んでしまうと予想されたクロマグロの稚魚は8月7日、浅虫水族館に
到着した時には2900匹も生き残り、関係者は大いに驚いたようです。
順調に展示ができるかと思われましたが、なんと?!一般公開日前日の8月11日に2800匹が
大量死、その後も減っていき、一週間後の8月18日には13匹、更に一週間後の8月25日には
9匹となってしまいました。
餌、水、人目。。。水族館での展示事例がないため知見もなく、かなり苦労されているそうです。
→産経新聞2019年8月11日記事

↑8月24日現在の姿です。(EOS_5DMark4+EF100mmF2.8L_Macro_IS)
■通称:つなかん■
そんな難しい飼育ですが、あさむし水族館では継続して一般公開が続いています。
飼育、公開されているのはかつてイルカプールだった直径12m深さ3mの円筒状の大きな
「いるか水槽」 上からとプール側面から水槽内を観察できるようになっています。
とっても大きな水槽なのでなかなか見つけづらいですが、8月25日現在、9匹のクロマグロの
稚魚が元気に泳いでいる姿を観察することができました。

↑成長が楽しみ。(EOS_5DMark4+EF100mmF2.8L_Macro_IS)
■まとめ■
クロマグロの稚魚の様子が気になっちゃって、毎週末、水族館へ足を運んでいます。(笑)
自然界では0.02%、近畿大学水産研究所が行っている完全養殖でのクロマグロが成魚になる
までの確率は1%以下と言われています。
日に3mm大きくなるという稚魚、行くたびに大きくなっているんです。このまま元気で成長して
ほしいな。
→マグロの展示といえば、東京の葛西臨海水族園が有名ですよね。

↑ロゴミッケ!(EOS_5DMark4+EF100mmF2.8L_Macro_IS)
【メモ】 2019年8月現在
青森県営 浅虫水族館
住所:青森県青森市大字浅虫字馬場山1-25
電話番号:017-752-3377
営業時間:9:00~17:00
お休み:年中無休
入館料:1,020円(高校生以上) 510円 (小・中学生)
駐車場:無料多数
オープン:1983年(昭和53年)
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コメント
No title
マグロ水槽にいたジムくんたちはどこに行ったんですか??
2019-08-28 10:14 JADE3 URL 編集
No title
2019-08-28 23:36 まどか URL 編集
1207Blue2
現在9匹。超・伸び伸びと泳いでしました。クロマグロの稚魚展示は日本初とのこと。青森の水族館、やりますね!
2019-08-30 21:44 Re:JADE3さま URL 編集
1207Blue2
そんな大義に挑戦している浅虫水族館、凄いです!
2019-08-30 21:45 Re:まどかさま URL 編集