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浅虫水族館のマグロ死す - 青い森BLOG
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浅虫水族館のマグロ死す


↑最後の一匹 9月14日の姿(EOS_5DMark4+EF100mmF2.8L_Macro_IS)

今年開館35周年の浅虫水族館で今年の夏、養殖マグロの稚魚の水族館展示という日本初の
試みが行われました。結果的には志半ばで終了となりましたが、知見がない中でよくぞ1ヶ月
以上飼育を続けたと思います。

青森県営 浅虫水族館

■日本初の試み■
青森県の水族館が「クロマグロの稚魚の水族館展示」という日本初の挑戦をしました。
知見がなく大変難しい試みだということでしたが、青森県民になじみのあるクロマグロの稚魚の
姿を見せてあげたいという強い気持ちから実現することとなったそうです。

■記録■
浅虫水族館の養殖マグロ稚魚の飼育・展示の記録をまとめます。
なお、記載した内容は自分で観に行った・新聞・メディアなどからのものであり、関係者に伺った
わけではないので事実とは異なるかもしれません。ご了承願います。

(1)養殖マグロの稚魚を大分県にある日本水産(ニッスイ)の中央研究大分海洋センターから無償
  譲渡されることとなる
(2)浅虫水族館 イルカ館プールを養殖マグロ稚魚飼育・観賞用に換装(のちにツナカンと命名)
(3)2019年8月5日、養殖マグロの稚魚3,000匹が大分県から出発。
(4)2019年8月7日、31時間半かけて1900kmを陸送し、養殖マグロの稚魚が到着。大多数が死んで
 しまうと予想されていたが、2,900匹が生き残る。
(5)2019年08月10日、一般公開前日に2,800匹が大量死する。
(6)2019年08月18日、残り13匹となる。
(7)2019年08月25日、残り9匹となる →残り9匹の姿
(8)2019年09月05日、残り4匹となる
(8)2019年09月07日、残り1匹となる 
(9)2019年09月29日、最後の1匹が死ぬ

■まとめ■
日本初公開という大変なチャレンジをした浅虫水族館、2か月半という期間で終了という形は残念
な気もしますが、前例がないのですから実は「2か月半も飼育できた」ということなのかもしれません。
最初3cm程度だった養殖マグロの稚魚は最終的に21cmくらいまで大きく成長したようです。私自身、
期間中に3回観に行くことができ、その成長の過程、どんどんと魚になっていく様を間近に見ることが
できたことが嬉しかったです。なんてってったって、水族館初展示なのですから!

一般的に観れば短い期間でしょうが、浅虫水族館も見に行ったお客さんも得られた知識は莫大だった
のではないでしょうか。  感動をありがとう!
これからの浅虫水族館のチャレンジから目が離せませんね!

【メモ】 2019年10月現在
青森県営 浅虫水族館
住所:青森県青森市大字浅虫字馬場山1-25
電話番号:017-752-3377
営業時間:9:00~17:00
お休み:年中無休
入館料:1,030円(高校生以上)  510円 (小・中学生)
駐車場:無料多数
オープン:1983年(昭和53年)

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